経鼻内視鏡検査の特徴は3つあります。

• 口からの挿入でないため、内視鏡が舌の根元やのどを圧迫して、咽頭反射（嘔吐感）が起こる事がありません。
• 口が自由ですので、話す事も容易です。モニターを確認しつつ、質問をしながらの検査も可能です。
• 従来のほぼ半分（5.9mm）と非常に細いケーブルですので、鼻からでも楽に挿入出来ます。

肛門より電子内視鏡を挿入して直腸、大腸の観察をする検査法です。
炎症、ポリープ、腫瘍の診断が可能であり、必要に応じて組織検査、ポリープ切除が行われます。
検査の安全性については、大腸が穿孔し緊急手術が行なわれる可能性が、0.03％穿孔があるのでなるべく熟練した医師に担当してもらう事を勧めます。

3割負担の方で約6,000～20,000円での検査です。

• 検査の前に来院して頂きます。
• 安全に検査を行うため、感染症の有無や全身状態の把握が必要です。
• 前処置薬を処方致します。
• 検査前日は検査食を食べて頂きます。

• 大腸の中の排出物を除くため、早朝より洗腸剤を服用して頂きます。

• 鎮静剤を投与しなかった場合はすぐに帰宅出来ます。投与した場合は、検査後1～2時間当院で待機して頂きます。
  ※鎮静剤を投与しての検査の場合、お車での来院はご遠慮下さい。

• 一定期間はアルコールや刺激物の摂取は避け、腹部に負担のかかるような激しい運動は控えて下さい。
  入浴もシャワーで済ませるようにして下さい。